2018年11月4日日曜日

巨大地震に備えて

防災意識に変化が出てきたあま市

あま市防災ネット 広報担当のヤマシタです。
今日は巨大災害に備えてのお話をさせていただきます。

地域活動を行っていて



我々あま市防災ネットでは町内地区、小学校、行政などから依頼を受けて防災対策の様々な取り組み方法を伝えています。
会場がいっぱいになるほど地域の方々に来ていただける事も多くありますが、あま市の人口や会場周辺の住人の数を考えたらこういった場に来ていただけるのはごくわずかでしかありません。

それでもここ数年の間に変化が出てきました。

参加者の中に中年や壮年の方の参加が出始めたり、一緒に来た子供は別室で遊んでいたのが大人と一緒に参加するようになったりしています。



子供の年齢によって教える事は様々ですが小学校高学年くらいにもなると人命救助に役に立つロープの結び方をあっさりと覚えてくれたりします。私はよくロープワーク担当になる事が多いのでより近い場所でその姿を見ますが数分前には「えー、出来ない」と言っていた子供がロープを結び自慢げに見せてくれる表情が頼もしくも見えます。

小さなお子さんがいるからと地域の防災訓練への参加を見送っていた方、今は小さな子供にも出来る防災対策ワークショップはあります。ぜひ一度ご参加下さい。

あなたの23分39秒を自助のために

こうして変化が見えてきた地域もあり災害に対し自らを守る力『自助』への意識を高める変化も出始めました。そこで地域の防災講習会ではお話しきれないより広い防災への知識を持っていただく意味で名古屋市が発信している以下の映像を見てみて下さい。


時間は23分39秒とやや長めですが、家族で見て備えへの意識の変化に繋げていく資料になればと思っております。

これからも引き続きあま市内各地で活動を続けていきますので応援とご支援をよろしくお願いいたします。

2018年8月27日月曜日

あま市総合防災訓練

あま市防災ネットの広報担当 山下です。
8月26日(日)はあま市で総合防災訓練が行われました。

今年のメイン会場は『甚目寺中学校』

あま市の各中学校で行われたのですが今年のメイン会場となる甚目寺中学校では自衛隊、消防、その他にも様々な団体や企業が集まっていました。

午前8時に東海地震が起きたという想定で緊急地震速報のサイレンと共にシェイクアウト



「シェイクアウト(ShakeOut)」という言葉は、「地震の揺れに備えろ!」という意味を持つ造語で「しせいをひくく」「あたまをまもり」「じっとする」という3つの動きを身につけ、地震の揺れから自分の命を守る行動を覚えるために使われております。

愛知県では『あいちシェイクアウト』という名前でこの地震時の基本姿勢を行うよう呼びかけております。

皆さん、シェイクアウトの掛け声が聞こえたら「しせいをひくく」「あたまをまもり」「じっとする」のアクションを行いましょうね。

あいちシェイクアウトの公式サイトではPRポスターでお買い物編や会社編など生活シーンに合わせたシェイクアウトの説明がありますので読んでみましょう。




ボランティアセンター受付手続訓練を行いました

あま市防災ネットは今年もあま市社会福祉協議会の方々と協力し、ボランティアセンター(VC)立ち上げ訓練を行いました。
災害ボランティアとして集まってくれたのは地元中学生や高校生の皆さん。中高生の皆さんは有事に備え災害時にVC受付手続訓練を行いました。大きな災害ともなると高校生以上(特に被害が大きな場合や簡易作業が多い場合は中学生以上)もボランティアの募集範囲に入る事があります。

実際のVCの立ち上げと手続きは以下の手順をとります。

1:VCの運営の要となる総務を準備します。ここには重要な書類等も管理する事があるのでボランティア参加者が簡単には近寄れないVC中心部に今回配置しました。

2:『事前説明(オリエンテーション)』ではグループリーダーの確認、VCの連絡先の他にもボランティアニーズ(依頼内容)以外の作業をしない事の注意、政治や宗教の勧誘の禁止などを伝えます。




3:『ボランティア受付』ではボランティア全員(この日の訓練では時間の都合もありリーダーのみでした)が受付用紙に記入、そしてボランティア保険未加入者はボランティア本人の怪我、他人に対しての損害を与えた等のためにボランティア保険への加入が必要になるので手続きを行います。



写真の記入者の手前でガムテープを出している様子がわかるかと思いますが、これはガムテープに名前をカタカナで書いて左胸に貼りつけるためです。

4:『活動紹介(マッチング)』ではボランティアを要請する場所、内容等が記載されたボランティアニーズが掲示されボランティア参加者の能力に合わせて割り振りされます。ボランティア先が決まったら活動内容が記載された紙に名前を書いた付箋を貼り、誰がどこに行っているのかを明確にしておきます。




5:『活動説明(オリエンテーション)』では紹介された先でより詳しくどんなところに注意していただくかの説明が行われます。




6:『資機材送り出し』では活動内容に合わせ必要な資材や機材を貸し出します。何をどれだけ借りたかの確認をしてボランティア先へ送り出し、活動が終わって帰ってきた時にはそれらが全て揃って戻ってきているかを確認する旨を伝えます。



実際にボランティアの体験として中高生には土のう作りをあま市消防団の指導の元で行いました。慣れないシャベルを使ったり重たい土のうを持ち上げたりと苦戦していました。




7:『活動報告』では活動が完了した部分、完了しなかった部分の結果報告、実際に現地に行ってみて必要な支援依頼などが無いかなどの報告と貸し出し品の返却を行います。




他団体の皆さんの活動も紹介

災害時には多くの人達の協力のもとで一歩ずつ復旧の歩みを進める事が出来ます。ごく一部ですが、他団体の皆さんの活動も写真にて紹介します。

消防団の皆さんは放水の体験や木材をチェーンソーで切断する方法を指導。





自衛隊の皆さんは手術車の展示、温度管理や衛生管理もされたお風呂の設置、大人数の炊き出しとしてカレーを調理








赤十字奉仕団の皆さんは非常食となるアルファ米の炊き出し



また会場上空では無人航空機ドローンによる撮影デモンストレーションが行われました。地上からではわからない場所の確認はドローンが行います。




あま市防災ネットでも展示を行いました

我々あま市防災ネットでも休憩時間などにテントへお越しいただいた方へ防災への意識を高めてもらおうと防災食や家具地震対策器具、簡易トイレの展示を行いました。




市民の方々とお話をする中で「なかなかここまでの準備は…」という声も聞きます。こういった声に対し代替品の提案というのも広く発信していく事が必要だと感じましたので今後はそういったお話もブログの中でお伝えしていきます。

2018年8月19日日曜日

あまつりに出店しました

2018年8月18日(土)、あま市最大のお祭りイベント『あまつり』にあま市防災ネットも出店してきました。


このお祭りイベントはあま市の飲食店さんや地域活動団体さん、飲食を中心とした屋台販売が七宝焼アートヴィレッジの芝生広場を取り囲むように出店。さらにはお笑い芸人やミュージシャンのライブ、そしてメインイベントには美和花火会の手筒花火を存分に楽しむことが出来ます。



さて…我々あま市防災ネットはと申しますと


ブースにオレンジ色の旗を掲げ準備万端。


今年は輪投げを行い多くの子供達に遊んでもらいました。

その間に大人の皆さんにはあま市防災ネットのメンバー募集、家具転倒防止器具取付支援事業のご案内、そして家具転倒防止器具の正しい使い方などをご紹介させていただきました。


家具転倒防止の対策をしていますという方も多くなってきましたが、家具転倒防止器具取付支援事業でも多くのご家庭へお伺いさせていただいているメンバーの前島より器具の正しい取り付け方をお話させていただくと「えっ!そうだったの!?」という声も。


前島さんの持っているパネルは家具転倒防止器具取付支援事業の説明をするために今回制作したポスターです。家具転倒防止器具取付支援事業はあま市が市民の方のお宅に無料で家具転倒防止器具を取り付けるというものです。


家具転倒防止以外にもあま市防災ネットは各地域へ防災訓練のお手伝い、災害対策、避難所運営などの勉強会なども行っております。


最後に…あま市防災ネットはメンバーも募集しております。

2018年7月26日木曜日

平成30年度 あま市 家具転倒防止器具取付支援事業に協力しています

あま市防災ネットは今年度もあま市より委託を受け家具転倒防止取付を行っております。昨年度よりさらに条件が緩和されており過去に条件に該当しなかったからと申請を諦めている方もいらっしゃるようなので変更となった条件をまずはお伝えいたします。

平成29年度は以下のような条件でした。
  • 高齢者(65歳以上)のみの世帯
  • 身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている者(以下「身体障がい者等」という)のみの世帯
  • 高齢者及び身体障がい者等のみの世帯
  • 中学生以下の子どもとその母親のみの世帯

それが平成30年度は以下のような条件に変更されております。
  • 高齢者(65歳以上)がいる世帯
  • 身体障がい者手帳、療育手帳又は精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている者がいる世帯
  • 中学生以下の子どもとその母親のみの世帯
おわかりでしょうか?

以前は高齢者及び身体障がい者等『のみ』だったのが『いる』に変わっております。ですので条件に該当しない同居者がいる事で申請が通らなかったという方も今年度なら通ります。



今一度、条件等をご確認いただき申請をご検討下さい。

以下はあま市 安全安心課の家具転倒防止器具取付支援事業ページの転載(2018年7月13日現在)となります。

お申込みされる際は情報が更新されている可能性もありますので最新の情報をご確認の上、あま市 安全安心課までお申し込み下さい。

最新の情報の確認はこちらをクリックして検索


家具転倒防止器具取付支援事業

 あま市では、家具の転倒による被害を最小限に抑えるために、高齢者の属する世帯、障がい者の属する世帯などを対象に、家具転倒防止器具を1世帯1回に限り、3点まで無料で取付けしています。

対象となる世帯

市住民基本台帳に記録されている世帯で次のいずれかに該当する世帯
  1. 高齢者(65歳以上)がいる世帯
  2. 身体障がい者手帳、療育手帳又は精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている者がいる世帯
  3. 中学生以下の子どもとその母親のみの世帯
※高齢者以外に該当する方は、対象となることを証明する書類の写しの提出が必要になります。
【注意】過去に本事業を利用し家具の固定を行った世帯は、対象となりません。

対象となる家具

洋ダンス、和ダンス、整理ダンス、茶ダンス等
【該当しないもの】
  1. 電化製品等又は鋼鉄製であることにより、器具を取り付けることができないもの
  2. ピアノ、仏壇その他重量があることにより容易に移動することができないもの

申込期間

   平成30年4月2日(月曜日)~平成31年2月28日(木曜日)
  ※平成30年度の実施予定数120件に達した場合、受付を終了します。

受付窓口

安全安心課、七宝市民サービスセンター、甚目寺市民サービスセンター
  ※申請書は受付窓口にあります ← ※補足:家具転倒節器具取付支援事業のページからダウンロードもできます

申請から取付けまで

1 必要な書類を用意し、各受付窓口で申請してください。
【申請に必要なもの】
  • 家具転倒防止器具取付支援申請書(下記関連リンクからダウンロードもできます)
  • 印鑑
  • 障害者手帳等、対象となることを証明する書類の写し
2 市で審査を行った上で取付けが決定した場合、市から「家具転倒防止器具取付支援事業決定通知書」が送付されます。
3 電話にて訪問日の調整を行います。
4 訪問し、調査した結果、取付可能である場合、取付けを実施します。
 ※訪問日の調整及び取付けは市委託事業者が行います。

2018年7月17日火曜日

平成30年7月豪雨

平成30年7月豪雨の被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震と日本の大きな地震災害の歴史から『災害=大地震』という意識が南海トラフ巨大地震の被害が大きくなると予想される東海エリアだけでなく、日本中で広がり”まさか”という思いでこの被害を目の当たりにした方も少なくないかと思います。

あま市は今でこそ住宅地の多い地域になってきましたが水の恵みを多く授かってきた町でもあります。大雨や洪水などへの対策にも今一度洪水ハザードマップを確認しましょう。

あま市洪水ハザードマップ