2017年8月19日土曜日

避難所利用者登録票をスムーズに受付するために今出来る事

避難所を利用するために1枚の書類が必要になります

あま市防災ネットの山下です。
災害が発生し、その被害程度によって災害を各戸で乗り切る事が難しい或いは危険と判断された場合避難所が開設されます。
大きな震災や長期間の避難所生活が必要となれば避難所は雨風を凌げる場所という目的以外に電気・ガス・水道といったライフラインや物流が壊滅した地域には生活するために必要なものが各戸復旧が完了するまでの間一時的に得られる場所にもなります。
こういった避難所での生活、避難所での物資の受け取りには1枚の書類が必要になります。
それが避難所利用者登録票です。



避難所利用者登録票はいつ書くの?誰が受付をするの?

避難所利用者登録票は避難所の受付で用紙を渡されて記入されます。しかし大きな災害になればそれだけ多くの人が避難所に押し寄せます。それも我先にと。
そんな大勢の方が押し寄せた避難所で設備された避難所運営キットからこの避難所利用者登録票を取り出し、押し寄せた方に漏れなく一人一人書いてもらい、さらに内容確認もその場でするという手続きが必要なのですがこれは行政ではなく地域住民の役目となります。




行政は避難所の運営以上にやらなければいけない事が大きな災害時には山積みになるため避難所の運営は住民の中で出来るようにこの避難所運営キットを設備しています。

受付をスムーズにするために『今』出来る事

市民が協力しあって登録作業をスムーズに行うために今のうちから地域住民となる皆さんの間で出来る事があります。
それは避難所利用者登録票を今のうちに書いて日頃持ち歩くカバンや非常用持ち出し袋の中などに入れておく事です。
実はこの避難所利用者登録票は家族の名前や生年月日だけでなく怪我や病気、障害やアレルギー、避難所運営に協力出来る技術や資格など先に書いておける内容は数多くあります。
1,2分で書けるような量ではありません。だからこそ『今』書いておく必要があります。

避難所利用者登録票はどこで手に入れるの?

避難所利用者登録票はあま市が配布しているあま市避難所運営マニュアル【様式集】の50ページと51ページを両面印刷したものになります。



全82ページあるこのPDFファイルの中から2つのページを選んでプリントする事も大変という方もいらっしゃいますのでこの2ページだけ取り出したデータをご用意いたしました。



また先に記入しておける欄に文字が入力出来るよう改良を加えましたので是非お使いください。この記事の最後にファイルのダウンロード先をご案内させていただきます。(誤解を受けやすいお話をこの後に書きましたのでそちらも読んでからファイルのダウンロードへ進んで下さい)

避難所生活しなければ書かなくてもいいの?

よく誤解を受ける話として「避難所利用者登録票は避難所生活をする人だけが書く必要があるか」というとそうではありません。
例えば、こちらの記入欄を御覧ください。



滞在を希望する場所の最後に避難所以外の場所という項目があります。被害規模も小さい災害であればほとんどの家庭が自宅滞在になりますし、ライフラインも物流も無事或いは軽度の被害で復旧も早いかと思います。このような状況であればご近所さんが無事でいるかどうかもすぐにわかるため地域コミュニティとして破綻する事はありませんし、避難所運営が必要になる可能性も低いでしょう。



しかしほとんどの家が地震で全壊や半壊といった住める状態でない場合、水害で大規模な浸水や流失被害があった場合、ほとんどの家庭が避難所や安全な地域に住む親戚などの家へ避難します。こうなると地域コミュニティは破綻しご近所さんが無事なのかどうかすらわからなくなりますし、避難所の運営が安否確認にも繋がる重要なものとなってきます。

そこでこの避難所利用者登録票が要になってきます。この用紙には滞在を希望する場所の他に自宅の被害状況、家族全員の安否情報の公開といった記入欄もあり遠方へ一時避難したかどうかも地域や行政で確認する事が可能です。地域の住人が生存しているかどうか、行方不明者がいないかどうかの情報というのは地域救助活動を進めるための判断として一刻もはやく必要になります。だからこそ大規模災害時は特に避難所へ早急に提出しておく必要があります。

避難所利用者登録票を用意しましょう

それでは避難所利用者登録票をダウンロードしましょう。
記入例がこちらになりますので参考にして下さい。
(クリックすると大きく表示する事ができます)


以下のダウンロードのボタンをクリックするとダウンロードページへアクセス出来ます。



= step 1 =
ダウンロード後、1枚目の太枠内の入力出来る部分を先に入力
= step 2 =
全2ページを必ず1枚の紙に両面印刷し、ペンと一緒に日頃使用するバッグや災害持ち出し袋に保管
= step 3 =
災害時に未記入の部分を記入し避難所の受付へ提出

2017年7月2日日曜日

あま市防災カレッジが終了しました

最終日はHUG(避難所運営ゲーム)でした

あま市防災ネットの山下です。
あま市防災カレッジ、3週目となった前回に引き続き4週目の最終回もあま市防災ネットでお手伝いさせていただきました。
前回はDIG(災害図上訓練)を行い地域でどんな災害が起こりうるか、どこに避難所があるかなどを各地区で話し合いました。
自分の地域を俯瞰で見ることで対策の知恵を得る事が出来ましたので今度は目線を下げて被災した地域で避難所を市民が運営するための想定体験としてこのHUGを行いました。


運営開始!すぐに問題続出

HUGでは様々な避難所で起こりうるシーンや避難者をカードに記して一つずつめくっていき避難所の運営責任者や受付になって一つ一つの状況に対応をしていきます。
冷静で的確な人道的判断とその判断スピードが問われるのがこのゲームの特徴です。
私がファシリテーターを担当したテーブルでは以下のような問題があり、それに対し行った判断を記させていただきます。皆さんも災害時の避難所でこのようなシチュエーションが起きた際の判断にご活用下さい
・役割分担
今回はリーダーとカードの読み上げ係だけの役割分担でしたが、実際には避難所毎に以下のような避難所運営委員会の班分けが必要となります。詳しい班分けや役割はあま市を知るのページで紹介しているあま市避難所運営マニュアルを参照にしていただけると良いかと思います。
・対策本部
今回は体育館の受付付近に対策本部としましたが、実際の避難所は訪れる避難者に一人でも多く場所の確保をしたい、マスコミ等への取材対応などを考え応接室や会議室などの1室を確保するという考え方もあります。
・レイアウト
小学校を想定した避難所運営でしたので体育館をまず町内ごとに区分けする事を行いました。HUGでは東西南北の名前が入った町名でしたが実際はもちろん違いますので体育館内を出来る限り近い町内で集めたり、さらに言えば地図上の町内と同じ配置にするなどわかりやすいレイアウトを心がけると良いかと思います。また通路は天井照明器具の真下を主に使い(震災の場合は落下の危険があるため)、ステージや器具庫への通路確保も必須とする。
また屋内に居る事への不安からテントや車中で生活したいという方もいるためグラウンドも駐車場とテントが張れるようレイアウトを早めに行うと良いでしょう。

・トイレ
被災状況によっては電気のない状態で流せば浄化槽が壊れてしまうという問題に直面する事もあります。そのため避難所準備の初期段階でトイレの状況を確認し、使用が不可能であれば使用不可にしたりゴミ袋を被せ災害用トイレの土台として使用するなど活用法を考えます。また工事現場や屋外イベント時に設置されるような電話ボックス型の仮設トイレが使用出来るようになった時はバケツの水で定期的に流す事が必要になるかもしれないとプールの水を雑用水として使用出来るようプール近くに設置しておりました。
屋根も囲いも無い簡易トイレは体育館のステージ横にあった器具庫を選択しましたが、器具庫も道具がいっぱいしまってある事と臭気対策が出来たとしても使用済み便袋を体育館内を通って運び出すのは袋衛生管理上気になる所ではありますので簡易トイレ用テントやパーテーションが事前に準備があればそれを使って外や生活スペースから離れた比較的学校授業再開に影響の少ない個室に設置が可能だったかと思います。
ちなみに炊事やお風呂の場所は衛生上トイレから大きく離しさらに外からの運び込みがしやすいよう学校正門と体育館の間に設置しました。現在は下水道に直結するマンホールトイレの設備が進んでいる地域もあります。
それでもトレイに関する問題は大きくあるため各地区で簡易トイレを購入したり、各家庭で携帯トイレを確保するなどの準備も必要なのが実状です。
・傷病者
今回は多少のけが人はそのまま体育館の中へ家族と入ってもらいましたが、衛生管理の面からも怪我の状態によっては怪我の手当を受けてから、又は瓦礫の下敷きになっていたなどクラッシュ症候群になりうる可能性のある方や重症の場合家族と一緒に一旦別室に移動する必要があります。また風邪など感染の疑いのある病気の方も同じように別室に移動する必要があります。治療には保健室の利用をまず考えてしまう方もいますが、お医者さんが避難所に来てくれた時に使用しますのでそれまで使わない方が良いでしょう。
・食料・物資の置き場所
今回は体育館ステージ上を使用しました。避難している人達の目にとまる所だから自分勝手な行動に出にくいだろうという日本人の気質を信頼した方法でした。ちなみに物資の配布は避難所での避難生活をするしない関係なくあま市を知るのページで紹介しているあま市避難所運営マニュアルの様式集の50-51ページにある避難所利用者登録票を提出する事で受ける事が出来ます。受付時に避難所で用意してあるこの用紙に書く形となりますが、このページを両面印刷して予め書ける範囲は記入し、筆記具と一緒に防災バッグに管理しておくと受付もスムーズになるのでオススメです。
・駐車場
今回は長期滞在の避難者はグラウンドにし、あま市にいた時に被災してしまった別の地域の方や観光客、ボランティアスタッフ、マスコミ、視察団など短期滞在となる方の車は職員用の駐車場にするといった用途わけを早い段階で行いました。またグラウンドは正門から体育館までの最短距離をまず車の通路にし体育館内へ物資を運び込みやすくしました。また通路途中の脇に炊事場とお風呂を設置し食料や物資の配給もしやすく考えました。
・ペット
犬や猫といったペット以外にも様々な動物が今は家族の一員として飼われている現代ではありますが、公共施設となる避難所では動物アレルギーの方も居るため人間と同じ場所にペットを避難させる事が出来ません。ペットはゲージに入れて屋外の雨に濡れない所で避難させるか、噛み切れない鎖やワイヤーの入ったリードに繋ぎ遊具などの動かないものに外れないようしっかり縛ってもらう他ありません。また原則飼い主がそのペットの食事や排泄物は管理しますので備蓄には常に意識しておきましょう。



HUGは約60分行い、その後に見つかった課題点を付箋紙に書いてグループ内、さらには全体に発表しました。どのグループも最初にぶつかる問題点は一緒。価値観や地域による考え方の違いからどうしていけばいいのか答えがハッキリしない事も出てきてしまいますが、でも何も決めないというのは一番良くありません。想定をし対策を事前に取っておくことこそ避難所運営の第一歩です。



もっと被害想定を見越した訓練を

現状では防災意識を市民の間に広める事から行っておりますが、防災意識を高める事も同時にしていかなければ災害避難や避難所運営のような家族や町を守るための判断をする力を身につける事が出来ません。
あま市防災ネットとして防災意識の高いメンバーの育成だけでなく防災意識を各地区、各家庭へ広げていけるよう有益な情報発信を引き続き行っていきますのでこのサイトの周知に向け皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。

2017年6月24日土曜日

あま市避難所運営マニュアルのリンクをつけました

あま市防災カレッジが開催されております

あま市防災ネットの山下です。
6月は毎週日曜日にあま市内が主催する『あま市防災カレッジ』が行われています。


これは各地域の自主防災組織等の方をお招きし、地域の自主防災活動に活かしていただくための勉強をするイベントで、この勉強会も明日が最終回。

先週の日曜日はDIG(ディグ/Disaster Imagination Game)が行われました。


これは災害図上訓練といって古地図を参考にあま市の地形を理解した上で現在に至るまでにどう開発されていったのかを確認しながら地形の特徴や人的・物的防災資源が手に入る場所などを確認し防災意識を高めていくゲームです。


参加された各地域の皆さんで貴重な情報交換も出来ました。私は甚目寺北エリアのグループを担当させていただいたのであま市の歴史を知る参加者さんから陸軍清須飛行場のお話が聞けたのは貴重でした。
飛行場を作るために福田川が移動されたとは驚きでした。


最後はグループとして地域の問題点、改善策、防災対策、市への要望などを発表しました。

避難所運営は市民の役目です

そして明日が防災カレッジ4日目最終日。
明日はHUG(ハグ/Hinanzyo Unei Game)という避難所運営を模擬体験していただきます。


「避難所運営?」と驚かれるかもしれませんが、過去の大規模災害の経験からも災害が起きた時は行政や消防は避難所の運営までは手が回りません。同じ被災者でありながらも我々一般市民では手が出せない業務や救命活動があります。そうなると避難所運営は我々一般市民の役目。だからこそ模擬体験という名の訓練が必要となるのです。

あま市は名鉄電車が東西に横断し、高速道路も南北に通っております。だからこそ市民だけでなく周辺地域、遠方の方が一時的に避難所を訪れる事も想定しなければいけません。
明日訪れる市民の方々とここういったお話も出来ればと思っております。

そこで避難所運営マニュアルがあります

とはいえ避難所運営の経験がある方はなかなか居ませんし、訓練では想定出来ない事も起こる可能性はあります。そこであま市は避難所運営マニュアルを制作し行政のホームページにてPDFファイルを配布しております。

非常にページ数が多いのですが、実際に大規模災害が起きたらここに書かれている事の多くを実行しなければいけないでしょう。出来ることなら災害は起きてほしくないですが、もしものために少しだけでも読んでおくことをおすすめします。
また、このあま市防災ネットのホームページではこのあま市避難所運営マニュアルへのリンクをまとめ『あま市を知る』のコーナーにまとめましたので是非ダウンロードしてスマートフォンやパソコンに入れていざという時にもすぐに読めるようにしておきましょう。


ページは以下の『あま市を知る』をクリックで表示出来ます。
あま市を知る

2017年4月22日土曜日

家具転倒防止器具取付が今年度もスタートしました

あま市では家具の転倒による被害を最小限に抑えるために、高齢者のみの世帯、障がい者のみの世帯などを対象に、家具転倒防止器具を1世帯1回に限り、3点まで無料で取付けしています。

あま市防災ネットは昨年度に引き続きあま市より委託支援事業として家具転倒防止器具を取り付けいたします。 家具固定の申込みが出来る対象の方は以下の条件がございます。

市住民基本台帳に記録されている世帯で次のいずれかに該当する世帯
  • 高齢者(65歳以上)のみの世帯
  • 身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている者(以下「身体障がい者等」という)のみの世帯
  • 高齢者及び身体障がい者等のみの世帯
  • 中学生以下の子どもとその母親のみの世帯
※高齢者以外に該当する方は、対象となることを証明する書類の写しの提出が必要になります。

【注意】過去に本事業を利用し家具の固定を行った世帯は、対象となりません。

上記条件に当てはまる方はもちろんですが、
当てはまる方がお近くにいらっしゃる方は是非ご本人様にお伝え下さい。

詳細はこちらを御覧ください。
 <家具転倒防止器具取付支援事業>
http://www.city.ama.aichi.jp/safety/ousai/006413.html

お電話によるお問合せ、申し込みの窓口は以下となります。
よろしくお願い致します。

あま市役所安全安心課
052-444-0862

2017年2月26日日曜日

地域防災教室を行いました

あま市防災ネットの山下です。

あま市社会福祉協議会主催の地域防災教室を
美和地域、七宝地域と続いて25日(土)に甚目寺地域にて行いました。

この地域に災害が起きた時に何が起きる可能性があるか?
災害が起きた時にまず住民は何をすべきか?
そして出来うる備えとして何が必要か?
さらに社会福祉協議会はこの時何をするのか?
実際にこの地域に関連する情報を
市民の皆様にお話させていただきました。


まずは会長の福田より災害に関する情報をお話させていただきました


地震の災害に起きた時にどうなるか?
そして自宅の倒壊状況によって貼られる「応急危険度判定」の解説



あま市社会福祉協議会より災害が起きた時の対応、
全国から集まる災害ボランティア派遣に関するお知らせ
この中で「災害ボランティア詐欺」かどうかの見分け方のお話がありました。

災害ボランティアの希望受付開始時には
避難所や各家庭に『あま市社会福祉協議会』の名前が入っている
チラシを掲示、配布されるのでそれをあてにして欲しいとの事でした。
もし『あま市社会福祉協議会』の名前が入っていないチラシの場合は
詐欺の可能性があると判断した方が良さそうです。



最近はバリエーションだけでなく味も向上されてきている非常食


非常食に関する情報をあま市防災ネットの会員より解説



非常食を参加者の皆さんへ配布。
缶詰に入ったパンを皆さんで食べました。


こちらは今、非常食として注目されている羊羹(ようかん)
長い賞味期限がある非常用食品は味が美味しくないのが多いですが
こちらの羊羹は皆さん納得の美味しさ。



非常食は賞味期限が長いのがウリですが、味と値段がまだまだというものも。
そこでスーパーやコンビニでも売っている缶詰やお味噌汁などを購入し
新しいのを買ったら古いのを食べていくというローリングストック法を
ご紹介させていただきました。

皆さんも防災意識向上のために防災教室をご参加下さい。

2017年1月4日水曜日

新年の挨拶

あけましておめでとうございます。
昨年中は、日本各地で大きな災害がありました。地震、台風、ゲリラ豪雨
そして、私達の防災ネットも市民の皆さんに、各地区で防災啓発活動を、
皆さんのおかげで出来ました。有難うございました。

新年の正月三ヶ日も穏やかな、平和な日び出した。この一年も
続けば良いですが、災害は忘れた頃にやってくると、言われています

本年も皆さんの力で防災啓発、活動を進めて行きたいです。
あま市民の皆さんに災害意識の向上と災害時にどう対応
するかの。指導をしたいです

皆さん、嬉しい記事です。
あま市広報1月号に防災ネツトの活動を紹介していただきました。

広報あま2017年1月号
安全安心なまちつくりに活躍するあま市防災ネット