あま市防災カレッジが開催されております
あま市防災ネットの山下です。6月は毎週日曜日にあま市内が主催する『あま市防災カレッジ』が行われています。
これは各地域の自主防災組織等の方をお招きし、地域の自主防災活動に活かしていただくための勉強をするイベントで、この勉強会も明日が最終回。
先週の日曜日はDIG(ディグ/Disaster Imagination Game)が行われました。
これは災害図上訓練といって古地図を参考にあま市の地形を理解した上で現在に至るまでにどう開発されていったのかを確認しながら地形の特徴や人的・物的防災資源が手に入る場所などを確認し防災意識を高めていくゲームです。
参加された各地域の皆さんで貴重な情報交換も出来ました。私は甚目寺北エリアのグループを担当させていただいたのであま市の歴史を知る参加者さんから陸軍清須飛行場のお話が聞けたのは貴重でした。
飛行場を作るために福田川が移動されたとは驚きでした。
最後はグループとして地域の問題点、改善策、防災対策、市への要望などを発表しました。
避難所運営は市民の役目です
そして明日が防災カレッジ4日目最終日。明日はHUG(ハグ/Hinanzyo Unei Game)という避難所運営を模擬体験していただきます。
「避難所運営?」と驚かれるかもしれませんが、過去の大規模災害の経験からも災害が起きた時は行政や消防は避難所の運営までは手が回りません。同じ被災者でありながらも我々一般市民では手が出せない業務や救命活動があります。そうなると避難所運営は我々一般市民の役目。だからこそ模擬体験という名の訓練が必要となるのです。
あま市は名鉄電車が東西に横断し、高速道路も南北に通っております。だからこそ市民だけでなく周辺地域、遠方の方が一時的に避難所を訪れる事も想定しなければいけません。
明日訪れる市民の方々とここういったお話も出来ればと思っております。
そこで避難所運営マニュアルがあります
とはいえ避難所運営の経験がある方はなかなか居ませんし、訓練では想定出来ない事も起こる可能性はあります。そこであま市は避難所運営マニュアルを制作し行政のホームページにてPDFファイルを配布しております。非常にページ数が多いのですが、実際に大規模災害が起きたらここに書かれている事の多くを実行しなければいけないでしょう。出来ることなら災害は起きてほしくないですが、もしものために少しだけでも読んでおくことをおすすめします。
また、このあま市防災ネットのホームページではこのあま市避難所運営マニュアルへのリンクをまとめ『あま市を知る』のコーナーにまとめましたので是非ダウンロードしてスマートフォンやパソコンに入れていざという時にもすぐに読めるようにしておきましょう。
ページは以下の『あま市を知る』をクリックで表示出来ます。
あま市を知る